2019/05/02(木)【自分用】当卓での未解決データに関する裁定一覧

エラッタ未解決データの独自エラッタ

倉坂が主催する卓において、エラッタ未解決データやFAQ回答がなく運用面で問題のあるデータについて、以下のように裁定します。

最終更新:2023/6/2

  • 自分が作成するシナリオ上、使いどころがほぼない「黄衣のキング」について制限を緩和。
  • 「種別:コピー」の入れ子コピーについて原則禁止とする旨追記。


現在の最新テキストについて

 現在、倉坂自身が電子書籍(2021年5月)および物理書籍(2022年3~4月増刷分)で確認したエラッタについては、別ページにまとめた。原則として、これらのエラッタを適用した状態でプレイを行う。


基本的なルールに関する特例的裁定

カバーリングを行う際の「ガードを行うアーツ」について

 以下のように扱う。

  • カバーリングを行う際の特例として、「タイミング:リアクション」かつ「効果でガードを行うアーツ」も使用できるものとする。


「タイミング:判定の直後」 振り直しに関連する処理について

 以下のように扱う。

  • 「タイミング:判定の直後」では、一番最初に「振り直しを行う」効果のアーツを使用するキャラクターがいるかを確認する。振り直しがもうないことを確認してから、その他の達成値に修正を与えるアーツ等を使用する。
  • 振り直しを行った場合、再度「タイミング:判定の直後」のアーツ・アイテムの使用確認を行う。ただし、同名アーツ・アイテムによるさらなる振り直しは、原則としてできないものとする。

例:《ワンモアチャンス》を複数人が使用し、同じ判定に振り直しを複数回行うことはできない。ただし、《ワンモアチャンス》と《胡蝶の夢》など、別名のアーツ同士の組み合わせであれば複数回振り直すことができる。
なお、GF誌掲載の追加アーツ《この姿なら何でもできる》のような、同じ判定に複数回使用できる等の明記がされているデータについては、この裁定の例外とする。


「重圧」下でアーツの強制使用が指示された場合の処理

 以下のように扱う。

  • 他のバッドステータスやアーツによって、《魔獣化》の強制的な使用を指示される場合、その指示は「重圧」の効果よりも優先される


クリティカルとファンブルが同時に発生した場合の処理について

 以下のように扱う。ただし、FAQが事前に更新された場合、FAQの処理に合わせる。

  • クリティカルせず、ファンブルのみが発生したものとして扱う
  • 「ファンブルしても達成値が0にならず、通常通りダイス目を加算する」効果が適用された状態ででクリティカル/ファンブル両方の条件を満たした場合、クリティカル・ファンブル両方が発生したものとして扱うが、クリティカルによる「達成値+20」が適用されない。

現行のBCDiceの挙動がそうなっているため、現行のセッションに関してはBCDiceの挙動にあわせてハウスルールを設定する。


ダメ半魔の初期エゴに関して

  • 「ダメ半魔」のPCは、初期エゴとなる【エゴ:●●の姿へのコンプレックス】を別のものに変更できない。


「種別:コピー」の取得に関して

  • 他のアーツをコピーする効果を持つアーツで、「種別:コピー」のアーツそのものをコピーすることは、原則としてできないものとする。
  • キャラクターの設定を表現する上でどうしても必要ということであれば許可するが、その場合は具体的に「なぜそうすることが必要なのか」を事前に説明し、GMに許可を得ること。


モータルのPCがセッションに参加する場合の処置

 以下のように扱う。

  • 【FP】がコストになるアーツについて、失う【FP】が現在の【FP】より大きいようなアーツの使用は行えない。これは『基本ルールブック』P.212の記載に基づく。なお、《火事場の底力》でコストを変更する場合は、その限りではない。
  • 【FP】をアーツのコストとして失った結果【FP】が0になった場合、そのアーツの効果処理までは行う。(攻撃の場合、ダメージロールまで行う。)
  • 純血の「モータル」PCは、キャラクター作成およびセッション中、以下の制約を受けるものとする。(マルチブラッド、即ち《記憶封印》を取得し通常通り人間性を管理する「モータル」には、これらの制約を適用しない)
    • 純血の「モータル」PCは、《コンプレックス》《ビーストアウェイク》《魔業励起》を取得できない
    • 経験点算出において、「最終人間性による経験点」の項目は、他PCの同項目の経験点の平均(端数切り上げ)を得られるものとする。
    • 純血の「モータル」PCが《比良坂流・生贄の儀》の対象となった場合、“人間性未設定のNPC”に準じ、人間性の現在値を「30」として処理を行う。
  • 破滅チャートの「JASDF」は、「JABF」と読み替える。


個別の未エラッタ案件および効果処理が微妙なアーツに関して

★公式サイトでエラッタ・FAQが更新された場合、そちらの記載を優先する。

『DCD』P.45 《起死回生》

  • このアーツは行動済みでも使用できる。
  • 未行動の状態で使用した場合、メインプロセスが終了しても行動済みにならない。

『DCD』P.82 《霊気惑乱》

  • 「そのダメージロールで」→「対象が行うダメージロールで」に修正する。
  • このアーツは、ダメージロールを行う攻撃側のキャラクターを対象とする
  • 回数制限は存在しないものとする。

『DOM』P.42 《盾を剣に》

  • 「種別:支援」を追加する。

『DOM』P.45 《究極の奇策》

  • 「ドミニオンアーツにも適用できる」→「災厄級でないドミニオンアーツにも適用できる」に修正する。

『DOM』P.75 《因果支配》

  • このアーツによって出目がクリティカル値以上になった場合、クリティカルが発生する。
  • 同じく、出目がファンブル値以下になった場合、ファンブルが発生する。

『ADV』P.41 《ペネトレイション》

  • 「ガード値を低下させる効果」に「アーマー値を0としてダメージを算出する効果」を重ねた場合もダメージは増加するものとする。逆の組み合わせも同様である。

『ADV』P.56 《なりたての吸血鬼》

  • シーン登場時の人間性低下は、《魔獣化》強制使用の条件に含めない。
  • 【FP】減少による《魔獣化》強制使用は、シナリオ中1回まで適用する。

『ADV』P.106 「黄衣のキング」

  • 情報収集判定のみを行うことを想定されているシーンでこのアイテムを使用する場合、「タイミング:効果参照」として、情報収集判定の直前に、2回までまとめて使用することを許可する。

『魔王再誕』 《天使核解放》

  • 「タイミング:ダメージロールの直後」に変更する。

『魔王再誕』 《現世の夢》

  • 「ブラッド:神格」→「ブラッド:セレスチャル」に変更する。

『GF19-5』 帰還者《ゆきて戻りし者》

  • 「種別:魔獣」を削除する。
  • 能力値の「±1」の修正について、もとのアーツでプラスされるものをさらに+1、マイナスされるものをさらに-1、とする。

『GF20-5』 アクションヒーロー《畜生なんでこんなことに!?》

  • アーマー値、ガード値が0のアイテムはこのアーツの効果で選択できない。
  • 選択できるアイテムがない場合、このアーツを使用できない。

『GF21-2』 チャンピオン装備「神が与えし試練」

  • 「最大12個まで取得できる」→「効果は12個分まで重複する」に修正する。

『GF21-5』 魔術師武器「フルカスタムSA」

  • 《身体加速》→《身体強化》に修正する。

『GF22-1』 マジシャン《深奥体得》

  • 「種別:純血」を削除する。
  • 「マジシャン」以外のルーツを持つPCは、このアーツを取得できないものとする。

『GF22-6』 綺士装備「レリックキャリバー」

  • 「射程:遠隔」→「射程:至近」に変更する。

『GF23-2』 虚銃使い《虚銃 -Void Barrel-》

  • 「この武器による攻撃ではアーマー値を0として扱う」を効果として追加する。

『GF23-2』 虚銃使い《砲吼 -Gun Howl-》

  • 「種別:攻撃」を追加する。

『GF23-2』 虚銃使い《銃僕 -Gun Slave-》

  • このアーツは行動済みでも使用できる。
  • 未行動の状態で使用した場合、メインプロセスが終了しても行動済みにならない。

『GF23-6』 怪獣使い《私たちを守っている!?》

  • 「タイミング:効果参照」に変更する。
  • 効果文冒頭に「対象がガードを行う直前に使用する」を追加する。

『GF24-3』 怪人《怪人態:イミテーション》

  • 効果文に「バッドステータスひとつにつき」がないため、複数のバッドステータスを同時に与えた場合も失わせる【FP】は1回分のみとする。