2021/12/19(日)【私家調査版】R3/5/20 BBT電子書籍エラッタ確認

※本ページは、2021年5月20日に配信された「ビーストバインドトリニティ」シリーズの電子書籍で、過去の版からエラッタが確認できた文章を私家調査として記録しております。参照にあたっては、以下の点にご注意ください。

  • 本ページの内容は私家調査です。公式の発表ではありません。
  • 人力での確認であるため、抜けがある可能性があります。
  • FEAR公式webサイトの更新を確認し次第、本ページの内容は消去されます
  • 2015年の増刷以降ですでに確認済みだったものについても、本ページにまとめております。
  • エラッタによる疑義解消がまだのデータについては、こちらの記事に掲載しております。
  • というか皆電書版、買おう!自分で確認した方が絶対にいい!

最終追記:R3/12/19
アドヴェントのまでの「PC向けデータ」の確認が完了しました。





電子書籍 Ver.001について

 電子書籍 Ver.001は、以下のバージョンをもとに、一部さらなるエラッタが盛り込まれたバージョンとなります。(電子書籍の巻末を参照)

  • 基本ルールブック:第4刷/2017年8月25日
  • ディケイド:第5刷/2017年8月25日
  • ドミニオンズ:第3刷/2017年8月25日
  • アドヴェント:第2刷/2017年8月25日



基本ルールブック エラッタ 電子書籍Ver.001(2021/5/20配信)

【重要】P.83 サンプルキャラクター/幻想の乗り手 アーマー値

  • 《デモニックフォーム》の効果が反映され、《魔獣化》中のアーマー値がそれぞれ+2

P.112 イレギュラー 《特殊体質》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.131 幽霊 《霊魂憑依》 効果

  • 以下を追加
    あなたの同意を得ずにこの同調状態を解除するにはメジャーアクションが必要。

紙面では、《シュプリームブレイザー》と同じくフレーバーテキストの後ろに追記されているので注意。

P.132 夢蝕み 《精気吸い》 種別

  • 「種別:魔法」を追加

P.156 マジシャン 《ファイナルスペル》 種別

  • 「種別:攻撃」を追加

電子書籍 Ver.001でも射撃攻撃限定。《弾幕魔術》とは異なるようです。

P.166 レジェンド 《伝説ふたたび》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.169 都市伝説《血塗られた伝説》 効果

  • 誤:この攻撃のダメージに【社会B】し
  • 正:~~【社会B】し

P.182 一般装備 「ファミリア」 ※タイミング、種別欄

  • 「使い捨て」があれば、削除

「タイミング:判定の直前」への変更は、公式エラッタに掲載済み
初刷では「タイミング:使い捨て」となっていましたが、この公式エラッタは「タイミング:常時」からのエラッタとなっているため、ここにあわせて掲載しておきます。

P.233 エネミーアーツ 《自爆》 最大LV

  • 最大LVを「1」に修正



ディケイド エラッタ 電子書籍Ver.001(2021/5/20配信)

P.60 ストレンジャー 《異界の超兵器》 効果

  • 誤:別々のふたつを選択し、+5する
  • 正:別々のふたつを選択し、そのシナリオ中+5する

P.63 魔女 《魔女のホウキ》 アイテムデータの種別

  • 誤:乗り物
  • 正:乗り物(魔法)

P.68 異能者 《異能:リザレクション》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.83 妖精 《カテゴリー:アナザー》 種別

  • 「種別:魔獣」を追加

第5刷時点では「タイミング:常時、魔獣」と誤ったエラッタがされていましたが、電書でもその部分は修正されていないようです。もともと《魔獣化》の効果中にのみ適用される効果テキストではあったため、機能的な変化はありません。

P.112 共通アーツ 《仁王立ち》 効果

  • 誤:通常移動で進入するには
  • 正:通常移動か離脱移動で進入するには

P.119 一般装備 「闇医者」 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.127 《大災厄》 種別

  • 「種別:攻撃」を追加

命中判定の参照能力値が記載されていないのはそのまま。



ドミニオンズ エラッタ 電子書籍Ver.001(2021/5/20配信)

P.48 コズミックホラー 《目覚めの刻、来たれり》

  • 以下を追加
    対象は【加護】でドッジを行う。

P.50 眷属 《精神転移》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.55 異能者 《ランクバースト》 効果

  • 以下を追加
    《規格外存在》を取得している場合、最大LVを超えてもよい。

P.56 守護者使い 《守護者の礫》 対象・射程

  • 誤:「対象:シーン」「射程:範囲」
  • 正:「対象:範囲」「射程:シーン

P.72 夢蝕み 《愛の奴隷》 効果

  • 誤:1シナリオに1回まで
  • 正:1シナリオにLV回まで

P.75 セレスチャル 《因果支配》 最大LV

  • 誤:3
  • 正:1

出目の修正後にクリティカル値、ファンブル値に届いた場合の処理が書いていないのはそのまま。

P.77 化狐 《天照御光》 種別

  • 「種別:攻撃」を追加

P.79 地獄の道化師 《魂の袋》 効果

  • 誤:+[このアーツの使用回数]
  • 正:+[このアーツの使用回数×2

P.80 魔神 《プロテクションフロムグッド》 対象・射程

  • 誤:「対象:至近」「射程:範囲」
  • 正:「対象:範囲」「射程:至近

P.87 比良坂流行者 《比良坂流・古神の儀》 効果

  • 誤:特技
  • 正:アーツ

P.101 共通アーツ 《ビーストアウェイク》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.105 フルメタル装備「生体因子:飛行種」 効果

  • 誤:飛行状態でない対象からの
  • 正:飛行状態でないキャラクターからの

P.106 一般装備「メルキセデクサポート」 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.142 Dエゴアーツ 《王の前なり、頭を垂れよ》 タイミング

  • 誤:効果参照
  • 正:常時

P.142 Dエゴアーツ 《愚かなる者、神罰を受けよ》 判定値

  • 誤:自動成功
  • 正:効果参照



アドヴェント エラッタ 電子書籍Ver.001(2021/5/20配信)

P.35 追加ルーツ一覧表 怪人 戦闘能力値

  • 誤:【行動値】2
  • 正:【行動値】3

P.35 追加ルーツ一覧表 幹部 戦闘能力値

  • 誤:【行動値】2
  • 正:【行動値】3

P.39 サンプルキャラクター 苦悩する怪人 【行動値】

  • 誤:元値10、修正値9
  • 正:元値11、修正値10

追加ルーツ一覧表のエラッタに伴う修正です。

P.45 ダークカルテル 《見よ! これが悪のプライドだ》 効果

  • 誤:この特技は
  • 正:このアーツ

P.47 怪人 《ダークスペースに引きずり込め!》 効果

  • 誤:怪人のルーツを持つキャラクターが
  • 正:怪人のルーツを持つキャラクターおよび名称に「怪人」を含むエネミー

P.48 幹部 《恐怖の正体》 効果

  • 誤:ダメージを+(LV+1)D6
  • 正:ダメージを+(LV+2)D6
  • さらに、以下を追加
    効果中、あなたは怪人のルーツを持つものとして扱う。

P.50 ヴィジランテ 《断罪の応報》 効果

  • 誤:あらゆる攻撃に対するリアクションを
  • 正:あらゆる攻撃に対するドッジ

P.52 ダメ半魔 《ダメ人間》 効果

  • 誤:使用するアーツの効果を
  • 正:使用する「タイミング:常時」以外のアーツの効果を

P.53 守護者使い 《守護者操時》 効果

  • 誤:あなたが行う攻撃の判定に
  • 正:あなたが行う攻撃に対するリアクションの判定に

P.57 ニュービー 《選ばれし血の申し子》 効果

  • 誤:あなたが使用するヴァンパイアのアーツ
  • 正:あなたが使用するヴァンパイアの「タイミング:常時」以外のアーツ

P.67 邪神の分霊 《邪神再誕》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.71 雪の精 《溶けゆく命》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.80 熊人 《滋養の蜜》 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.93 着装者《着装機攻》 種別

  • 誤:自動
  • 正:選択

P.93 着装者 《デバイスコンボ》 タイミング

  • 誤:判定の直前
  • 正:効果参照

P.106 一般装備 「ミスティックビーンズ」 種別

  • 「種別:回復」を追加

P.113 大罪/内なる真魔 《内在せし魔》 効果

  • 誤:扱われ、その効果に+~
  • 正:扱われ、「タイミング:常時」を除きその効果に+~

P.117 大罪/闘争こそ我が望み 《ゴングは鳴った》 対象・射程

  • 誤:「対象:自身」「射程:なし」
  • 正:「対象:単体」「射程:シーン

P.122 大罪/忘れ得ぬ悲劇 《救ってみせる、必ず!》 効果

  • 誤:あなたの【FP】を
  • 正:あなたの【FP】と【FP最大値】

P.125 大罪/歯車心臓 《漆黒機械》 種別

  • 「種別:魔獣」を追加

もともと《魔獣化》中のみ使用できるテキストであり、機能的な変更はありません。

P.129 大罪/罪なる果実 《神蝕異能》 効果

  • 誤:アーツひとつを選択し
  • 正:「タイミング:常時」以外のアーツひとつを選択し



リプレイ「吸血魔街」 エラッタ 電子書籍Ver.001(2021/6/30配信)

凄皇流 《凄皇流剣術決戦奥義:八千矛》 種別

  • 「種別:攻撃」を追加



謝辞

BBT寄合所の皆様

2021/12/03(金)渇望秘話 ~季節、再来~

 2年前と比べて、「ビーストバインド」を取り巻く世界は変わりました。
 10周年を迎えた「ビーストバインドトリニティ」。
 ゲーマーズフィールドの紙面再編による、For The Freaksの連載終了。
 そして、2021年5月の、電子書籍化


 今、BBTはTRPG電子書籍のセールごとに、売り上げ上位に顔を出すシステムとなりました。
 かつて、基本ルールブックやサプリメントの版元在庫切れや市場価格高騰で、ポテンシャルはあるのに新規ユーザーを呼び込めない苦しさを感じていた我々にとって、2年前には想像もできなかった世界がここにあります。まさに、“昇華(アセント)”と言っても過言ではないでしょう。


 TRPGの世界も、まさに今変わりつつあります。6社合同のTRPG二次創作活動ガイドラインの制定は、その大きな動きのひとつでしょう。


 2年という時は、それほどまでに世界を変えたように感じました。
 だから、というわけでもないのですが、「BBTを遊ぶにあたって、選べる既成のシナリオ数を増やす」という私の目的を果たすために、今までもやってきたことに着手することとしました。


 2019年12月に頒布した同人誌、「過ぎ去った季節」のweb再録。
 あわせて、新規シナリオ1本を追加しています。
 SPLLを取得することも考えたのですが、部屋データの有償頒布という行為が少々アレなこともあり、従来の公開シナリオの通り、無料頒布とすることにしました。


 私が書くシナリオは、「サンプルシナリオを遊んでシナリオの読み方に慣れた」GMを対象としているため、一発目に回すシナリオとしては複雑なところがあるのですが。
 私のような人間の書いたものが、誰かの役に立つのなら、これほど嬉しいことはあるだろうか。


――2年後の世界から、あの頃の私へ 倉坂悠

2020/06/14(日)ビーストバインドトリニティ クイックスタートExtend

『BBT電脳魔宴』の裏枠で倉坂が作成していた、サンプルキャラクターおよびさかっち氏のクイックスタート募集で扱われていなかったルーツのクイックスタート集です。キャラクターのイメージテキストは今後埋めていきます。

スプレッドシートで一覧も公開しており、今後時間を見てさらに増やしていきたいと思っています。

まあ問題がないわけではなくて、アタッカーの打点はなるべく揃えたんですが、ネイバーの追加ルーツが多いとか素手メインの追加ルーツが多い(アドヴェントだけで4種類)とかでなるべく差別化しようとして妙なデータになっているものがあります。

使用にあたっては、「コピーして登録」してから自分のキャラクターシートとして使用してください。


▼アタッカー

「異星からの闘争者」(クライシス星人/グラップラー)

  • 純粋に打撃を行っていく、単純な素手アタッカー

「地を翔ける豪腕」(グレートゴリラ/妖獣)

  • 《メガトンパンチ》をぶつけていく素手アタッカー。ちょっとした小技も有する

「鋼の竜騎兵」(ケンタウロス/メタモーファー)

  • 制作者の趣味全振りな移動砲台型アタッカー。ムーブがなくなるならメジャーで動けばいいんだよ。


▼ディフェンダー

「老獪なる智慧者」(天狗/妖怪)

  • 情報収集を含めた支援に重きを置いたディフェンダー

「輝血(カガチ)の魔女姫」(ワースネーク/魔女)

  • 【FP】の自己回復を中心に据えた殴りディフェンダー

「希望の萌芽」(アイドル純血)

  • 翻弄と【FP】回復で攻勢をサポートする支援型ディフェンダー


▼サポーター

「禁忌の蜜溜まり」(熊人/スライム)

  • FP回復を中心に据えたコントローラー

「ディスカーデッド・ネスト」(魔蜂族/戦闘員)

  • 高い【行動値】から相手にBSを与えて拘束するデバッファー

「バディライダーズ」(機動警察/トイロボ)

  • 《滅びの宣告》で一度に大きなダメージ支援を発生させる支援役

2019/12/30(月)渇望秘話 ~季節去来~

 当サークルの頒布同人誌を手に取ってくださった皆様、ありがとうございます。
 前回の「若きドラクロワの芸術」に引き続き、今回収録した作品についても、裏話というか、本文では語りにくかったことについて少し書き残そうと思います。


作品コンセプト

 C98は間隔が短すぎて参加が難しく、また自分のアイデアもさすがに尽きていたことから、もともとお休みすることを考えていました。あと、セッション準備支援ツールとか、リプレイ動画とか、そのあたりをしっかりと着手したいという思いもあったので。
 そのため、今回のコンセプトは「第一部・総集編」。過去に頒布済みのシナリオを再録しつつ、新録のものを含めて、何かのテーマに沿ったシナリオを複数掲載したい、というところから企画をスタートしています。
 そして、同人誌のテーマは「季節」、そこから発展して「過去」。何かしら、これらのモチーフが盛り込まれたシナリオを6本+αで収録することができました。


同人誌のタイトル

 最終的に「過ぎ去った季節 -For Seasons Past-」というタイトルになった本誌ですが、実はもうひとつの候補がありました。
 題して「愛と夢の多声章 -Wage of Dreams-」。当サークルの“季節四部作”となる「桜の夢」「情愛は吹雪の彼方」「若きドラクロワの芸術」「聖夜狂騒曲」のすべてに、夢蝕みが何らかの形でかかわっているため、「夢」という言葉を使いたかったのです。
 最終的に「過去」を題材にした2作品、および「ディザスタァ・ムーヴィー」の内容を踏まえ、現在のタイトルを選んでいます。
 余談。
 前作はTwitterで「氷菓血筆」という略号を自分ではあまり使わなかったのですが、そもそも最初はこの号がありませんでした。公式リプレイのタイトル形式に合わせて何かの漢字四文字をつけたかったので、もともと予定していたサブタイトル「Grievous Canvas」から発展させて「I screamed on the grievous canvas」→「I scream」→「氷菓」と、米澤穂信先生の〈古典部〉シリーズを引く形となっていました。
 今作は今作で、「季節」をテーマにする時点でタイトルの第一候補は今の「過ぎ去った季節」でした。横文字の部分は、Magic: the Gatheringの同名カードから引く形となっています。


表紙イラスト

 今回も、吉田トオル先生にお願いさせていただきました。
 箇条書きぐらいでしかない案の提示から、自分のイメージを200%具現化してくださり、ありがとうございます。
 表紙絵頼りの本にならないよう、いただいた素晴らしい絵に釣り合う内容を目指して今後も励みたいと思います。


「桜の夢」

 かつて、オフラインセッションでBBTを遊ぶことができていたころ。あるいは、TRPGをオフラインセッション中心で遊んでいたころ。その友人と「今の活動」についてそれぞれ時間を取って話す機会があり、今回の同人誌で“シナリオ原案”を頼めないか、という話を持ち掛けました。
 私は『和モノ』のネタについて知識が乏しい。そのジャンルに友人が強いなら、という思いもありました。

 その相手こそ、小説投稿サイト「ノベルアッププラス」を中心に、和風伝奇モノの創作小説を連載している夏月凛太郎。
 短時間のネタ出しだけでいろんな角度からアイデアが出てくる。それも、自分が知らないような「妖怪」の切り口というのが面白い。

 とりあえず原案だけでもいいよ、ついでだし自分が書いた同人誌も渡しておくよ、という感じで「春」のシナリオを依頼したところ、なんと原案ではなくほぼまるまるシナリオとして使えるテキストが返ってきました。かなりしっかりと作られていたため、ボスの設定をすこしいじる程度でシナリオが完成。よいテキストをありがとう、友よ……。
 ちなみに、公園についてはちゃんと花見スポットとして使われているか等の情報をググって集めました。メフィストフェレスのお膝下、という場所柄と、ほかのドミニオンに接続しているという設定面での使いやすさを考慮して、今の内容にまとまっています。

 余談。彼が担当した「桜の夢」「不順わぬ鬼」は、3人用シナリオなのにハンドアウトが4枚あります。4枚目は、導入の立場をもう少し増やした方が面白そう、と思って倉坂が追加したものです。蛇足じゃなきゃいいんだが。


「情愛は吹雪の彼方 -改訂版-」

 自分のTRPG配布シナリオとしては、イベントデビュー作。今の感覚で読み直すと色々と処理が好みでない部分があったので、情報収集パート部分の流れを手直ししています。
 あと、あんまりBSの与え方が直感的じゃなかったので「思い出の写真」からアイテムデータを削除しました。ルール面で連想する人でないと恩恵が分かりにくいのと、そもそも「これをここから持ち出すのははばかられる」という反応を見せたプレイヤーがいたことからのフィードバックもあって、敢えて消しています。

 こちらも余談になりますが、C93で頒布したコピー本のページ数と、今回の新刊のページ数、実は一致しています。
 なんだか運命的なものを感じました。


「若きドラクロワの芸術」

 Q:どこが秋?
 A:芸術の秋。

 一応、リプレイではエンディングで今の季節が秋であることを示唆する表現が少しありますが、実はこの作品を秋に紐づけることが決まったのは、C96の脱稿直前でしたので、このような形に……。
 「土枕健康法」「神様の言うとおり」「Vivid Virtual Voice」は季節と紐づけるシナリオではないので、もう一作の再録をこれにするのは、執筆開始時点で決めていました。

 Vivid Virtual Voiceに続き、本誌も今回の頒布で在庫がなくなりました。
 シナリオそのものは再録していること、新たに刷っても過剰在庫を抱えるだけになる見通しが濃いことから増刷の予定は今のところありませんが、時期が来たらリプレイをweb掲載しようと考えています。
 併録していたボス戦テンプレート集、「バトル・パラフレーズ」に関しては、近いうちに公開します。もともとは、月1ぐらいのペースでリリースできたら面白いかな?という程度の規格ではあったので、いずれこれも増やしたいですね。


「聖夜狂騒曲」

 『失われた夜空と闇を取り戻す』というところで「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」だったり
 愛を証明するために暴虐なる“王”のもとへと駆けてゆくシナリオ構造が完全に「走れメロス」だったり
 なんかこのクソうさん臭い神父、いろいろと分解してみたら村焼きRTA勢のフォルネウス(メギド72)にしか見えなくなったり
 ……と、完成してみたら「うん……?」と首傾げ厨になっちゃう部分の多かったシナリオ。
 ただ、「インパルス」をシナリオの山場に持ってきたり、自分なりの“劇場版”風シナリオとしてちゃんとした体裁を保てていたり、「ダイモーン(daemon)」をちゃんとキャラクターの名前に組み込んだりと、気に入っているところも多いシナリオです。


「不順わぬ鬼」

 原案・夏月凛太郎の2作目。こちらは登場人物とシナリオ概要だけ決めてもらい、シナリオの中身は倉坂の手によるもの。ドミニオン探索モノがひとつもなかったこともあり、基本ルールブックの範囲内でできる処理を……と決めて作っていったところこのような形になりました。
 セフィラ名は日本の城の建築様式から取っているのですが、「武者走り」「鬼岩曲輪」と近年のアクションゲーマーだと見覚えのありそうなフレーズがちらほら。卑怯とは言うまいな……。
 「驕れる鬼は久しからず」という今回予告のフレーズは、今回予告を短くするため書き直した際に加えたフレーズ。実はもともとのイメージが平家だったらしく、偶然の一致なのでした。


「ディザスタァ・ムーヴィー」

 今回の目玉シナリオとして位置付けている、「ジャイガント」ルールを使用して、かつプレイヤー側にジャイガントについて触れてもらうことを意識して作ったシナリオ。web掲載したリプレイもあるよ!
 “怪獣”については、「半魔では“怪獣”そのものをどうにかするのは困難」というインパクトが強く、シナリオに登場させるにあたってはそれなりに気を遣う印象があります。本シナリオは最終的に“怪獣”とは敵対せず、“怪獣”そのものと怪獣使いの「絆」と「エゴ」の関係にフォーカスを当てることで、このあたりの印象を和らげつつ、“怪獣”の設定をどうエモーショナルに使うか、というところに注目したシナリオとなっています。
 ……まあ、リプレイ映えするようにプレイヤーへ「選択」を提示する、というのは否定しませんが。

 どちらかというと、リプレイの編集で色々と手の込んだことをしたシナリオでもあります。
 書籍リプレイでは脚注を流れをあまりせき止めずに入れられるのですが、webリプレイで普通に書いていると注釈を本文中に組み込まざるを得ず、流れをひたすらにぶった切ることになるのであんまりよくないな、と感じていたので、webリプレイで“傍注”を再現できるよう、注釈のある部分をクリックすることで画面左に注釈を表示する、というJavascript&HTMLを組んで対応しました。このあたり、間違いなく《変換 -Palette Converter-》とかEnemyEditorを作った経験が生きてよかったです。今後はこのスタイルでweb掲載のリプレイを書こうかなと思っていますが、読みやすさ等はフィードバックが欲しいので、何かありましたら教えてください。


「除夜の鐘 OF THE DEAD 2020」

 過去にpixivで公開したまま放置している年越し用シナリオ「除夜の鐘 OF THE DEAD」のマイナーチェンジ版。「聖夜狂騒曲」を思いつかなければ、これが冬枠として収録される予定でした。おお、こわいこわい。
 もともとシナリオの構造は気に入っていたので、いろいろ面倒くさい《召喚門》やマップギミックを排してドミニオンズ不要になるよう調整しつつ、情報項目をシンプルかつ低難易度化しながら「OF THE DEAD」要素として1シーン追加しています。
 ……しかし、もともと短くなるよう調整したシナリオではあるんですが、本文が6ページで終わるとは思いませんでした。やれば私もこんなに短いシナリオを作れるんだなって……。

 ちなみに、編集を始めたのが出発当日の0:00過ぎで、完成が4時頃。いくら小冊子のコピー本だからと言って、同人誌作成RTAじみたことを前日にしてはいけない(戒め)



 以上、「過ぎ去った季節 -For Seasons Past-」の裏話でした。
 このシナリオ集、どれか一篇でもお楽しみいただければ幸いです。

2019/12/28(土)【サポート】C97/ディザスタァ・ムーヴィー

シナリオタイトル

今回予告・ハンドアウト

 Privatterにて全体公開中


シナリオPDFファイル

※無料公開は2020年以降を予定しています


想定レギュレーション

  • プレイヤー人数:3人
  • 想定経験点:15点


GM向け・必要サプリメント等

本シナリオを遊ぶにあたって、GMは以下のサプリメント等が必須となります。

  • 基本ルールブック
  • ディケイド
  • ドミニオンズ
  • アドヴェント
  • ゲーマーズフィールド 23rd Season Volume.6


エラッタ

 発見次第、随時反映。




シナリオFAQ

必要に応じて追記予定